はい、前回の続き。
この「せせらぎ通り」は文字通り水のせせらぎが聞こえる所で、少なくとも百メートルはあったよな、この道。カーブになっていて、ちょっと狭い。で、このせせらぎはどこから聞こえてくるのかというと、お察しの通り画像左側の手摺りの下から。ここはドブというには綺麗すぎる透明度の水がサラサラと流れていて、この時は雨が降っていたので水位も少し上昇、静謐なる水の音をオレは暫し聞いていたね。で、音に聞き惚れていたせいなのかショップを見るのをすっかり忘れた。ここは洒落た生活雑貨の販売や飲食店が建ち並ぶ通りで、飲食店なんて女子やカップルが並んでたぜ。
次は武家屋敷跡↓
武家屋敷跡の道自体は複雑ではないが、こうやっていきなり店がある。中には看板もない場所に雑貨店とかあるんだから、目当てのショップを探すには苦労するかもしれない。
さて、武家屋敷跡の個人的な感想なんだが、まず足元を見てみると石畳になっている。オレは石畳の道が大好きなんだが、沖縄の首里城の裏にある石畳道ほどじゃなかったな。沖縄のやつもそのうち公開するが、画像を見るとそういえば石畳になってたなぁ~って感想。それよりもこの石畳の道を囲む武家屋敷風の建物だな。あくまで再現されたもので、ガチのものじゃないので修繕を繰り返されているんだろうな。ここに来るなら、空がスマルトカラーになった頃に来るべきだ。というのも、まず他の観光客がもういないか少ないだろうし、旅行ガイドの写真を見ると所々にある街灯がなんとも趣のある雰囲気を作り出しているからなんだよ。明るい内に一回来て、夜にもう一回来るっていうのもアリであるとオレは言いたいねぇ。
で、次にこのドブなんだが、せせらぎ通りのドブもこのくらいの綺麗さだったかな。でもここのドブはかなり水位が高いようで、見ての通り水勢もあった。多分被写体もビビってるね!武家屋敷跡の通りが石畳だったのを思い出してほしいが、ここは武家屋敷跡の通りを抜けた場所にある。武家屋敷風の建物を背景にザバザバと音を立てて流れる水の様子を、どうして他の観光客は見惚れぬものかね?
そんな事考えてたら車にクラクションを鳴らされた。ここも狭くて、クラクション鳴らしやがった野郎と睨み合うほどだ。そんな事が二回続いた時、アクシデントが発生。被写体の片腕が壊れた!こいつは安物だけれど、色々な場所に旅行へ同伴させていた物言わぬ相棒なだけに、かなりショックだったわ。
次はにし茶屋街↓
まぁにし茶屋街へ行く道中、雨足がいよいよ強くなりやがって、ウオオ~フザケンジャネエーなんて思いながら適当に撮った画像。
さて、このにし茶屋街、雨のせいもあってか大概の店がやってねえ!やってるんだかやってないんだか分からん店や空き店舗の旨を知らせる貼り紙のある店が見受けられるのは、きっと雨のせいだけではないはずだ。人通りが殆どないのだから。
観光地の実態を見てしまったオレは九腸寸断の思いを胸にして、にし茶屋街を後にしホテルへと向かうのでありました。
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その夜↓
ホテルに戻り休憩したオレは、夜二十時頃、ひっそりとホテルを出て、金沢に繰り出したのであります。理由?それは勿論、夜景の撮影のためであります。
街を歩いている時にたまたま見たポスターで、ライトアップされたひがし茶屋街や主計茶屋街、それに武家屋敷跡もあった気がするな、それらの写真が載っててメチャクチャ綺麗なんだよな。まぁとにかくライトアップがされることもあるらしいんだわ。で、オレはロクに情報を調べずに行ったわけだ、疲れた体に鞭を打ってね。
まずひがし茶屋街へ向かう。ここは旅行ガイドの表紙にもなっているような観光名所らしく、街で見かけたポスターでここがライトアップしてる姿がまた趣があるわけよ。で、カフェに興味がないオレもとりあえず向かったわけ。まぁ夜なら他の観光客は飯食ってたりニャンニャンしたりするだろうから、撮影時の邪魔が入らないという大きいメリットもあるしな。ちなみに尾山神社のギヤマンもライトアップするし、前述した武家屋敷跡も行きたかったんだが、確かこのひがし茶屋街には金沢駅から徒歩で三十分程度の時間を要するらしく、“体力の限界千代の富士”だったオレはその二カ所は断念することにした。
しとしとと降る雨の中、Googleマップを頼りに歩くオレ。それでねえ…なんで太字に大きさも変え、色まで変えて強調したのかというと、Googleマップに従って行った先というのは思いっきり住宅街だったから。茶屋街じゃねえんだ、住宅街なわけよ。それも街灯が少なくて暗い。地元の人らしき女性が一人ぽつんと歩いてて、周りにいるのは真っ暗な中佇むオレくらいで、こりゃやべえだろってんで慌てて引き返した。時間も時間だし、この時の失意と言ったらなかったね、コンチクショウ。
あ~、参ったな~なんて思いながらGoogleマップを見ていると、大きな川に出くわした。なんでも浅野川っていうみたいなんだけど、ここは観光地・主計町茶屋街から少し離れた、主計町料理料亭街っていうらしく、そういや旅行ガイドにこの辺もライトアップしてて綺麗な印象を受けたから、少し散策しようと思ったわけよ。以下にある画像がその周辺の画像。
被写体の腕はとりあえずホテルで応急処置。畜生、どうして壊れてしまったんだ…。
もう疲れたし、ここらで帰ろうと思い歩いていると、ガラガラッと玄関の引き戸から出てきた地元の人にビビられました。街灯だけを頼りにしていると、この界隈は暗くて確かに不気味がられるかもしれないね。
重い足を引きずり金沢駅に到着。昼間に撮影した噴水がライトアップされ、なかなか綺麗だった。でもこの左側はたしか路側帯が無くて、車がビュンビュン走る道路になってる。あー、疲れたなぁ…被写体はぶっ壊れるしどうしたものかな…なんてぼんやり物思いに耽っていると、金沢駅の象徴たるあの門もライトアップしている!?
只のライトアップじゃなくて、様々な色に変化する仕様のライトアップで、この時は紫色だったけど緑や黄色、オレンジ色にと、文字通り七色、いやそれ以上に変化する美しい門がオレと被写体の帰りを待ってくれていた!
やっべ~、感動~。
翌日は兼六園や日中のひがし茶屋街に行きます!
良かったら見てね!