竜介軍少佐のブログ

色々投稿しようと思ってるので時々見てね

一緒に暮らす相手は選ぼう

いやさ、これは人に話すようなハナシじゃねえんだよ。けどよ、なんとな~く聞いてほしい、どうでもいい事ってあるだろ?金沢旅行の画像を貼るのをそっちのけで今回はそれを即興で書いたんだけどよ。

オレは一人暮らしをしている。

男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲くってな。何故か入力したい事が変換したら一発で出てきやがった。だが言葉通りに蛆がわいた訳じゃねえぜ。オレは蛆をわかせるようなイカれた環境で住んじゃいねえし、オレ自身不潔な環境が大嫌いなんだ。

…だが、どんなに掃除をしても、日常生活を送る上で昆虫と遭遇するのを回避するのは不可能だ。そう、昆虫は我々の清掃状況問わず我々の住居に侵入してくるからだ。

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この個体は私の部屋に出現したものではありません

…例えばこういう奴だ。巣を張らないタイプの蜘蛛。こいつは、締めっきりの部屋で一体どうやって入って来たんだ?全く理解出来ねえよ。こうして発見されるものならわざわざ殺されるために来たようなもんだろ。馬鹿かよこの野郎。

でも、オレは蜘蛛を殺さないんだ。まぁ何となくだ。その「何となく」に、子供の頃読んだある話が多く含まれているんだがな。

その話ってのは、超悪者が死んで地獄に落ちたんだが、その最中、突然蜘蛛の糸がツーッと垂れてきて、超悪者がそれを頼りに登っていったら他の奴らも続くから、てめぇらは来んじゃねえって足蹴りしてたらぷつっっとその蜘蛛の糸が切れて結局超悪者は救われなかったって話だ。多分知っている人は多いだろうな。

もしかすると、蜘蛛はオレが死んだら助けてくれるかもしれねえ!そもそも地獄に落ちるようなことはしねえし!……ってな感じで、まぁ蜘蛛は殺さねえ主義だったわけ。それで殺さずに蜘蛛はシカトしてたんだよ。或いはオレが誤って踏み潰さないように追っ払ってた。

蜘蛛とオレとの共同生活でのエピソードは少ないが、オレがドラゴンズドグマやってたら、いきなり天井から糸を引いてオレの目の前に降りてきたことがある。まるで「遊んでw」って言ってるみたいだったな。勿論ゲームが忙しかったから追っ払った。邪魔だ、あっち行けってね。

ある日、またコンセントの近くにいるのを見かけた。同じやつか分からんが、多分そうだ。でもよ、その野郎はぴくりとも動かない。あっち行け、ってばんばん床を叩いても動かない。

…おかしい、普段ならさっさと逃げていくのに。仕方が無いのでボールペンで突っついてみたら、動かないんだ。つまり、死んでやがった。

馬鹿野郎が、なんでオレの目の届くところで死んでやがるんだよ。こんなに小さいのに、もっとオレの気付かない所で他の昆虫や動物に喰われるなりすればいいのに、何でこんな所で力尽きてんだよ。

合掌はしなかったよ。墓なんて面倒くせーのなんて作らなかったぜ。ただティッシュペーパーに包んでゴミ箱にぽいっだ。馬鹿だと思ないか?この蜘蛛はよ。

 

さて、ここまではオレと昆虫のほんのささやかな出来事。ここからがつまらない話の本題なんだ。まぁ読んでくれよ、駄文乱文だけどよ。

ある日、仕事から帰って来る→鍵を開ける→ドアを開ける→すると…

バチバチバチ!ってなんかが飛ぶんだよ。

っ!?…ってなるわな。我々人類が忌避するゴキブリは、窮迫した事態に陥らない限りその能力を行使することはないらしい。しかし職場の先輩で沖縄県出身のミスター・オキナワと呼ばれている男によれば、沖縄のゴキブリは本土の連中より大きくてしかも奴らの奥の手である飛翔能力を惜しげも無く発揮するというから、沖縄のゴキブリは脅威に値するだろう。

それはさておき、オレの近くを飛翔した何かはゴキブリのように黒っぽくなかったし、ゴキブリっぽく楕円系ではなかった。バッタっぽいなにかだと直感で思ったが、結局数日正体がつかめずにいた。

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そしてある日の朝…

その時、オレは眠気眼で歯磨きを終えて顔を拭き、今日は雨が降ってるなーなんて玄関口の窓から外を眺めていた。そしてなぜだろう?虫だけに虫の知らせというのだろうか、ふと上を見上げた。すると、いた。彼…いや、大きさからして彼女が。彼女は二つの鋭利な刃物を舐めながら、その切れ味を試そうと我が家を午前五時半から徘徊していたのである。

間違いない。先日オレを急襲してきやがったのはこの野郎だ。なんてやつだ。力の差はあまりに歴然としているのにもかかわらずオレの側を飛翔するその特攻精神。いや、特攻ではない。彼女は何か勝算があってオレに急襲を仕掛けてきたのだ。

……妄想はここまでにして、眠いし支度をしなければいけないので放置してさっさと出社しました。

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一度見かけると、例え酒を飲んでいても気になって仕方がありませんでした

もう面倒くさいから結論を言うんだけどさ、帰ったらやっぱりいるんだわ。まぁ逃げ場がないから当然だよな。それで「カマキリいねーなー、まいっか」なんて思いながら酒を飲んで動画(エロじゃない)観てたら、気付いちゃったんだよな…天井にこいつがいるのを。

「っ!?」ってなるわ。無視しようと思っても、どうしても鎌を舐めてるところとか目が行ってしまう。だって視界の片隅にいるんだから。ふざけやがって。もうオレが追っ払ってた蜘蛛なんて可愛いくらいで、彼女ならその蜘蛛を問答無用で食すくらいで、とにかくオレの中ではいくらなんでもカマキリとの同棲は無理だったんだ。

だから酔っぱらってたし面倒臭かったんだけど、出て行ってもらうことにした。

対ゴキブリ用の棒で突っつき、ぽとぅと落ちてきたところをクリアファイルでキャッチして外に放り出そうって作戦。だが、彼女はオレが思っている以上に凄くて、棒で突っつこうとしたらオレに特攻を仕掛けてきやがった!!

バチバチバチ!!って羽音を立てて、オレに向かってくるんだよ。なんて野郎だ、カマキリってこんなに好戦的な昆虫だったっけ!?

オレは「っ!?」って言葉にもならない叫びをあげて手を払うと、その辺に生えている雑草が手に当たったような感触がして(ウゲーーーーー)、すると今度は、全開にしておいた窓の外に飛翔していった。奴自ら外に出て行った形だ。

カマキリを最終手段を用いずに処理できたのは快挙と言えるが、同時に彼らは特攻精神を宿した恐るべき昆虫であることを今後肝に銘じておくべきだろう。

皆さんも気を付けるように。受け入れる昆虫の許容範囲はしっかりしておこう!