私は三文文士にして竜介軍二等兵が筆頭の、“竜介軍”の一員。
名誉なことに、少佐の役割を与えられている。
といってもその門戸は常に広く自由であり、彼の作った“竜介軍”というコミュニティに加わりたくばいつでも歓迎されよう。是非“竜介軍二等兵”のブログをご覧いただきたい。
竜介軍本部 レトロコレクション
https://ryuusukegun.hatenablog.com/
もしかするとあなたは少佐以上の階級を彼に任命されるかもしれない。
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まぁそういうつまらねえのは二等兵が引き受けるとして、私は今ハマりのプレイステーション4用ゲームパッケージ版ドラゴンズドグマ ダークアリズンについて、好きなように書かせてもらいます。
——ある寂れた(一言多い)漁村カサディス。そこに暮らしている若者、ジューダス。
推定年齢二十代前半から半ば。身長172㎝体重50㎏代のもやし野郎で、その肌の白さから同年代の漁民からは“シラミ”と揶揄されている。
基本的には真面目な性格で、両親や兄弟がおらず一人暮らし。家の中は比較的片付いており、バケツ、籠に入ったニンジン、棚に置かれたタル、決して沸騰しない鍋は彼の慎ましい生活を物語る。
彼の特徴である顔面の横一文字の傷は、漁に出た時の傷。今回は特別に、その時の小エピソードをご覧に入れよう。
漁民女:もう大丈夫なの?かなりの出血だったって聞いたわよ。
漁民男A:はっはっは、シラミ、お前なら大丈夫だよな。なんだかんだでもう漁に出てるんだから。傷の数は漁に出て経験を積んだ証。まぁお前の場合はツイてなかった感じだけどな!
漁民男B:そんなに思いつめるなよ。お前はよく頑張った!今日のシラミの活躍に乾杯!
ジューダス:(このクソ野郎どもめ…)
寂れた漁村カサディスには、キナというマドンナがいた。
オープニングムービーでジューダスがキナに手を振るシーンを見る限り、二人は昵懇の仲であると思われる。見た目からしてジューダスは軟弱系で草食系で奥手で。一方キナは反対にイケイケ。
細かい経緯は省くとして、村では恋敵がいるでもなく男達女達に“ヒューヒュー”とか言われたりする。シラミなんて呼んでても、漁民は仲間意識が無いわけではなかったのである。そんなある日の事。
なんと!村に赤いドラゴンが現れた!
ウォー!グォー!
阿鼻叫喚の地獄絵図と化す寂れた漁村カサディス!
急襲したドラゴンによって漁民がドリフよろしくアフロヘアになる程度の業火に焼かれているのをついカッとなり、そこら辺に転がっていたロングソードを片手に突っ込んだら気付けば心臓を取られちゃったジューダス。
斯様に覚者となった彼は、ポーンのルークというヒゲダンスの達人に導かれ、なんだかよく分からないけど旅に出たのであーる。
今はのらりくらりとつまらないクエストをこなしながらマジックアーチャーをやっているが、かぶってる帽子が痛くて街道を歩くポーンにも噴飯される有様。
冒険はまだまだ続く。